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ー 確認する必要はない。すぐ動け
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ー 容疑者はガッチリとした体格のザ・体育会系

「歩道脇に植えられていたツツジが、ビッグモーター川崎店の前だけなくなっていて不思議に思っていたのよ……」(近隣住民)

 神奈川県警捜査一課と同警川崎臨港署、平塚署、藤沢北署は1月30日、福岡県糟屋郡志免町に住むビッグモーター勤務の会社員・蒲原敏之容疑者(51)を器物損壊の疑いで逮捕した。一昨年10月12日、容疑者は同店川崎店前の歩道脇で植栽されていたオオムラサキツツジ6本を切断して損壊させたというもの。

 同社については昨年中旬、保険金不正請求問題が発覚した直後から、全国の店舗前の街路樹が伐採、あるいは除草剤で枯らされていたことが判明していた。

「蒲原容疑者は当時、東京本社勤務。社内でただ一人の環境整備推進委員で、“環境整備大臣”の異名がついていた。本社の視察・点検が行われる前に、川崎店の従業員2人に指示して伐採させたようです」(全国紙社会部記者)

確認する必要はない。すぐ動け

 一部報道では、指示された従業員が川崎市に伐採について相談しようとしたところ、LINEで“確認する必要はない。すぐ動け”といった内容を送ったとも。

「川崎市は昨年8月に被害届を提出。昨年9月には同川崎店など県内3店舗を県警が家宅捜索した。警視庁も東京本社を捜索し、関係者から事情聴取。その後、川崎市から同社に原状回復費用として11万円を請求されています」(同・社会部記者)

 現在、歩道脇にはまだ小さいが新たなツツジが育っている。冒頭の近隣住民によると、

「昨年の秋ごろかな。市役所の職員数人が土を調べていたんだけど、その後小さなツツジが植えられていたね」

 ビッグモーターは現役社員の逮捕を受けて、

《本件を真摯に受け止めるとともに、警察の捜査に全面的に協力して参ります。お客様をはじめ関係者の皆様に多大なご心配をおかけいたしましたこと、深くお詫び申し上げます》

 とHP上で謝罪した。