闘病ブログを見て落ち込んでしまう

 Fさんは卵巣がんと診断され、ネットでがん闘病ブログを読みあさるように。前向きなブログには、情報や元気をもらえる一方で、病状が悪化したり、亡くなったと知ると「自分もこうなるのでは?」と不安が増し、治療に前向きになれなくなってしまった。

▼井岡先生から

闘病ブログは、思わしくない状況ほど気になるもの。つい読んで精神的な苦痛を抱えてしまうと治療もつらいものになります。

 ブログと上手に付き合っている患者さんは、役立つ知恵は参考にし、自分とは違うひとつのストーリーととらえて距離を置くことで動揺しなくなったとか。それが難しければ、あえて見ないほうが無用な不安に陥ることなく過ごせるでしょう」

治療がうまくいく・いかないのはこんな人

うまくいく人

医師の説明には家族が同行する

・ネット情報は発信元とデータで真偽を確認

・疑問点はリストを作り診察時に医師に聞く

・民間療法やサプリは医師に確認してから

いかない人

・アヤシイ民間療法に時間も金もつぎ込む

セカンドオピニオンに時間をかけ、がん悪化

医師にグチばかり言い敵対的な態度をとる

ブログの死亡報告で将来に悲観的になる

井岡達也先生●腫瘍内科医。山口大学医学部附属病院腫瘍センター准教授。がん治療に日々取り組む傍ら、NHK『ためしてガッテン』などメディアでも活躍。
井岡達也先生●腫瘍内科医。山口大学医学部附属病院腫瘍センター准教授。がん治療に日々取り組む傍ら、NHK『ためしてガッテン』などメディアでも活躍。

教えてくれた人……井岡達也先生●腫瘍内科医。山口大学医学部附属病院腫瘍センター准教授。がん治療に日々取り組む傍ら、NHK『ためしてガッテン』などメディアでも活躍。

取材・文/志賀桂子