もちろん給食を楽しみにしていた小学生は多い。苦手な給食のアンケートにしても、「嫌いなメニューは特にない」との回答が大多数を占めた。

体育教師が竹刀を持って歩いていた

給食は苦手でもデザートは好きだったりしましたよね。人気メニューが出ると、早く食べ終わった人がおかわりできて、争奪戦が繰り広げられたものでした

指導という名目で体罰が認められていた時代。今なら確実に問題に
指導という名目で体罰が認められていた時代。今なら確実に問題に
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 続いて「今ではありえない学校生活」を調査。圧倒的に多く挙がったのが、体罰にまつわる回答だ。

「体育教師が竹刀を持って歩いていた」(東京都・女性・52歳)

「何かあったらすぐげんこつをする先生。生徒の尻ビンタ用に常に棒を持って歩く先生もいた」(神奈川県・女性・53歳)

「叩かれたり正座をさせられたりが当たり前。気分で殴ってくる先生もいた」(東京都・女性・60歳)

「生徒への暴言がひどい先生がいて、それが当たり前のように学校側に認められていた」(千葉県・男性・61歳)

 など、もはや笑うどころではなくトラウマレベル。

「当時の先生は絶対君主。女性の先生も怖かったですから。僕自身も何回叩かれたことか(笑)

 当時は拳でねじ伏せる教師もいて、学校側も当然のように構えていたと話す。さらにアンケートには、

「組み体操なんてよくやったなと思います。人間ピラミッドは本当に危ない」(神奈川県・女性・41歳)

「バケツを持って1時間廊下に立たされた」(岡山県・男性・52歳)

「軍隊のような運動会の行進練習」(大阪府・女性・67歳)

「誰かが問題を起こすと班の連帯責任と言われ、正座させられてイスを机代わりにして授業を受けさせられた」(静岡県・女性・54歳)

 といった声が。

連帯責任とか、よく言われましたよね。だけど当時は疑問を持つこともなく当たり前のように従っていた。組み体操が危ないなんて思いもしなかった。みんな擦り傷をつくってたけど、傷テープひとつ貼ってもらってないし