“あえて”結婚しない選択も視野に

“居残り法案”実現が現実味を増す中、「佳子さまが皇室に残られる可能性は十分にある」と話すのは、象徴天皇制に詳しい名古屋大学大学院人文学研究科の河西秀哉准教授。

「佳子さまは内親王ですから、居残り法案が成立した場合、間違いなく対象となります。上皇ご夫妻が退位される際は、法案の可決から実施までに3年ほどかかりましたが、今回は施行まで、それほど時間を要さないでしょう。年内に可決された場合、早ければ来年の6月か7月ごろには居残り法案が施行されるのではないでしょうか」

居残り法案が実現すれば、愛子さまと佳子さまには大きな影響が及ぶことが予想される
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 法案の期限が差し迫る状況でも、ご結婚の気配が見られない佳子さまに“意外なお考え”が垣間見えると、秋篠宮家関係者は明かす。

「佳子さまは“結婚ができないからしていない”というよりは“あえて結婚しておられない”ように見受けられます。さらに言ってしまえば、女性皇族の居残り法案が成立するのを待っておられるようにすら感じるのです」

 そう考えるのは、「佳子さまが、あまりにも真摯に公務に向き合っておられたから」だそう。

「近年、公務に邁進しておられる佳子さまですが、昨夏、“皇族としての責務を果たせているのでしょうか……”と弱音を吐かれたことがありました。普段は気丈に振る舞われる佳子さまが後ろ向きな発言をなさるのは大変珍しいことです。

 だからこそ“皇族としてどうあるべきか”を真剣に模索されているのだと感じました。内親王としての務めに責任を感じつつも、やりがいを持っておられるようで、“皇族としての人生も悪くない”と考えておられるようにも見受けられます」(秋篠宮家関係者、以下同)

 佳子さまが生涯皇族を覚悟される背景には弟である悠仁さまを思うお気持ちも深く関係しているという。

「すでに皇室を離れ、アメリカで暮ら眞子さんは、簡単に帰国することができません。そんな中、佳子さまも結婚して皇室を出てしまえば、悠仁さまはごきょうだいの中で、ひとり皇室に残されてしまわれます。さらに愛子さまも皇室を出られた場合、気の置ける年の近いご親族はいなくなってしまいます。佳子さまは皇室で一生を送る弟を思い、皇室に残る選択肢も検討されるようになったのかもしれません」