過去に起きた皇室の方々を狙った事件

'92年10月、当時天皇皇后両陛下だった上皇ご夫妻に向かって発煙筒が投げつけられる事件が。男はすぐに取り押さえられた
'92年10月、当時天皇皇后両陛下だった上皇ご夫妻に向かって発煙筒が投げつけられる事件が。男はすぐに取り押さえられた
【写真】男が発煙筒を投げた際、とっさに陛下を庇われた美智子さま

 投稿主は《国民は暗殺者なの?》と投げかけているが、国民が皇室の方々を狙った事件は過去に起きている。

「'75年7月、当時、天皇、皇后両陛下だった上皇ご夫妻が、沖縄県の『ひめゆりの塔』を追悼のため訪問された際、過激派の男が火炎瓶を投げつける事件がありました。火炎瓶はおふたりが花を手向けられる予定だった献花台に直撃。幸いご夫妻にお怪我はありませんでしたが、一歩間違えば大惨事にもなり得る事件だったのです」

 それから17年後、'92年10月にも事件が起きている。

「当時天皇、皇后両陛下だった上皇ご夫妻は、山形県で行われていた『国民体育大会』の開会式に出席されていました。上皇さまの挨拶中、突如男がおふたりに発煙筒を投げたのです。幸い、ご夫妻の近くに発煙筒が届くことはなく、おふたりに大事はありませんでした」

4月5日、筑波大学の入学式に臨み、大学生となられた悠仁さま
4月5日、筑波大学の入学式に臨み、大学生となられた悠仁さま

 最近では、将来の天皇陛下である悠仁さまを狙った事件も。

「'19年4月、悠仁さまがお茶の水女子大学附属中学校に通っておられた時、悠仁さまの机の上に刃物2つが置かれる事件がありました。いずれも大事には至っていませんが、全ての国民が皇室の方々に好意的とは限りません。

 今の両陛下は“国民の中に入っていく皇室”と言われるほど、国民との近い距離感を重んじておられ、ほかの皇族方もその姿勢を踏襲されています。国民との距離が近い分、身に危険が及ぶリスクは高く、警備体制は厳重にならざるを得ないのです」

 プリンセスの身に何かがあってからでは、取り返しがつかないのだ――。