目次
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ー “黄金期”を振り返れば…
Page 2
ー パワハラに見えるけどお互いにウィンウィン
Page 3
ー より過激な“エロ”を扱った番組がスタート

《10年余り前のことで(略)詳細については、かなり深酒をしてたためか、覚えていないのが正直なところです。(略)同席された女性の方には、不快な思いをさせてしまったことを、大変申し訳なく思っております》

 こんな謝罪文を出したのは、とんねるずの石橋貴明。中居正広をめぐるフジテレビ内の問題で、第三者委員会が中居との類似事案を「有力な番組出演者」と名前を伏せて報告。それが石橋だと報じられたことを受けてのコメントだった。

“黄金期”を振り返れば…

とんねるず
とんねるず

 10年以上前、フジテレビの女子社員と2人きりになった飲食店の個室で、下半身を露出させたことを今になって暴露された石橋。しかし、とんねるずの“黄金期”を振り返れば「さもありなん」と納得できることも事実だ。

 今回、『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)での小泉今日子に対する過度のボディタッチや、松嶋菜々子に卑猥な言葉を強要させたりという石橋の“黒歴史”も改めて取り上げられ、

《共演者へのいじりが度を越していた》

《今思うと、セクハラがすごかったと思う》

 など、SNSでは彼に対しての非難の声があふれた。しかし、こんな世情に対して芸能評論家の宝泉薫氏は、

「当時は“セクハラ”という言葉や概念が生まれる前。言ってしまえば、'60年代にテレビが大衆の娯楽として人気になってきたころから“いじり”ということで当たり前にやってきたことです。

 とんねるずの2人はそういった番組を見て育ってきた世代。テレビとはそういう場だと学んできている人たちなんです」

 と語り、こう続ける。

「告発する人も“今思えばあれはセクハラだった”という感じで話しますよね。セクハラがどんなものか、というルールができる前のことを、今になって断罪されるのは気の毒になります。ただ平成に放送された『うたばん』でZONEのメンバーの顔について“○○○○(男性器の名称)の先っぽみてぇだな”と言ったのはやりすぎだと思いますが」(宝泉氏、以下同)