“清純派”からの脱却

 メンタルはかなり強いと思われるが、厳しい状況に追い込まれた彼女が今後復活することはできるのだろうか。映画会社でキャスティングを担当する社員は、こう語る。

「“清純派”と呼ばれる女優が年齢を重ねれば、そのままではいられなくなります。その前に女優として一皮むける、つまり新境地を開くことが要求されるタイミングが必ず来ます。仕事ではなかったけど、プライベートで清純派から脱却できたのは、それはそれでよかったのでは。実力があれば、つらい時期はすぐに過ぎます。永野さんが今後どうなるか、ある意味楽しみですよ」

 そして、こと不倫報道において、日本は遅れているという。

「ハリウッドやヨーロッパの女優たちにとって、不倫などは特に驚くことではなく、大きなスキャンダルにもなりません。海外の人たちはプライドが高く、企業CMは日本でしかやらないので、現地でCM降板なんてことはそもそもありませんが、映画やドラマに関しても、不倫が原因で外されることはありません」(同・映画会社社員)

「不自然なほどに白い」と指摘された永野芽郁(『キャスター』公式インスタグラムより)
「不自然なほどに白い」と指摘された永野芽郁(『キャスター』公式インスタグラムより)
【写真】「黒猫みたい」な永野芽郁のバキバキ腹筋チラ見せショット

 過去の歴史をたどってみると、日本でも大女優と呼ばれた人たちの中に、不倫騒動で騒がれた人もいる。それも、一人や二人ではない。

 すでに亡くなっているが、自身も不倫スキャンダルに見舞われたことがあるベテラン女優が常々こう言っていたのを思い出す。

「女優っていうのは、スキャンダルを肥やしにできなきゃダメよ」

 永野の真価が問われるのは、これからなのかもしれない――。