5月28日放送の『サン!シャイン』(フジテレビ系)で、武田鉄矢の“説法”が話題を呼んでいる。
「この日は自ら書きためた現代に思うことを語るコーナー企画『教えてサン!八先生』で、“鉄矢節”をさく裂させました。今回、講釈を垂れたのが『妻のトリセツ』。武田さんは、夫婦はもともと“背中合わせ”で周りをぐるりと見渡しながら暮らしてきたと述べます。しかし子育てを終えると、自然と目と目を合わせるようになり、それが“老後の始まり”と私見。
武田さんは続けて、『そうすると奥様のほうは亭主のツラを見ているうちにだんだん腹が立ってくるという、これはある意味当然のことなんです』と強調していました」(芸能ジャーナリスト)
思わぬ脱線をする武田の説法
武田ならではの考え方に、司会の谷原章介らもうなずいていたが、ここから“説法”は脱線する。
「『男性諸君、聞いてください』と切り出すと、生き物の中で子どもの巣立ちを見送ったあと、20年も30年も“つがい”のまま一緒にいるのは人間だけと解説。
武田さんは続けて、『亭主! 考えましょうオスとして! あなたがもし鮭だったら? あなた、ふるさとの川に精子をバラまいて、あなたはもう、とっくに死んでいます、50年前に。あなたがサルだったらどうか? あなたは40年以上前に、群れから離れて1匹の“離れザル”として死んでおります。クマでもゾウでもそうでありまして、オスは皆さん、とっくに死んでるんでございます、自然界では。人間だけでございます。ダラダラ生きておりますのは』と、熱弁。突然の生物学講座に、谷原さんらは苦笑いするしかありませんでした」(前出・芸能ジャーナリスト)
この後、夫婦のあるべき姿や、妻の機嫌を取る方法などについて語っていたが、生放送での動物の生態を引き合いに出したまさかの発言にネット上は困惑。
《武田鉄矢がテレビで精子をばらまく話をしてる 朝なのにふさわしくないでしょ》
《炎上しそうなテーマだけど大丈夫かこれ》
《武田鉄矢のコメント気持ち悪い… 初めて見たけど2度と見んわ》
など、否定的な意見が相次いでしまった。
武田といえば、前日27日放送の同番組でも、ゲストコメンテーターとしてやって来た泉ピン子とカオスな井戸端会議を繰り広げて物議を醸したばかり。これで2日連続で話題となったわけだが、「番組側も“確信犯”で武田さんを起用している」とは、ある芸能プロ関係者。
「武田さんのこうした“講義”を含蓄ある話だというファンも一定数います。事実、文化放送で31年間放送されているラジオ番組『武田鉄矢・今朝の三枚おろし』は、彼の名調子とともに、その独特の“思考”を楽しめます。
『サン!シャイン』スタッフもそれを期待して、こうしたコーナーを作ったのだとは思います。ただ、今の視聴者にはなかなか受け入れにくいとは思いますね」
武田は現在76歳。お元気で何よりではあるがーー。