レトロファッションにキュン!?
「昭和10年代あたりは戦争という抗えない時代の波が待ち受けている部分でも心を揺さぶられますし、着物や袴などレトロファッションが見ていて目の保養になります。本田さんの軍服姿がとてもカッコよく、女性たちはキュンとするのでは」(カトリーヌさん、以下同)
電話機がまだ普及しておらず、手紙や電報が主な連絡手段の時代。
「あの時代は飛行機ももちろんないですし、鉄道も今ほど発達していない。嵩が東京から高知に帰るのにもかなり時間がかかるでしょう。瀧昌も海軍の任務で数か月家に帰らないことがあるので、“やっと会えた”という切なさとうれしさがあり、不便さからドラマが生まれます」
昭和が似合う俳優には特徴がある、とカトリーヌさんは分析する。
「正統派イケメンが昭和の時代に映えますね。瀧昌もそうですが、髪形は七三分けが多いので、おでこを出せるイケメンでないと成立しません。町田啓太さんが軍服を着たら、絶対似合うと思うので、ぜひ町田さんに昭和のイケメン軍人役をやっていただきたいです(笑)」
今、昭和が注目されていると感じるという。
「純喫茶やフィルムカメラなど若い子たちにとっては新鮮なもので、レトロ商品ならではの不完全さが愛しいと思うようです。そういったところで、『あんぱん』や『めおと日和』の昭和の恋の不器用さが視聴者に刺さることに通じるのだろうなと思います。これを機に、昭和時代の恋愛ドラマブームが来てほしいですね」
昭和の「うぶキュン」な恋愛を女性たちは求めている!?