目次
Page 1
ー ロサンゼルスで“ある異変”が
Page 2
ー 鉛中毒の症状
Page 3
ー 娘をグラウンドに“初招待”する日

 絶好調で5月を終えた大谷翔平。日本時間5月28日には20号ホームランを、5月31日には21号、22号を放ち、5年連続6度目となる、シーズン20本塁打以上を記録。松井秀喜氏を超え、日本人最多とした。

ロサンゼルスで“ある異変”が

「大谷選手は“ミスター・ジューン”と呼ばれるほど、例年6月に調子を上げます。2021年に13本、2023年に15本、2024年は12本と過去に3度、月間2ケタ本塁打を記録。投手としても実戦形式の練習をこなし、復帰も近づいてきていますが、打撃で5月以上の調子を出せば、自身最多だった昨シーズン以上のホームラン数が期待できます」(スポーツ紙記者)

 相性のよい6月を前にホームラン量産体制となっている大谷。二刀流も復活間近など明るい話題が多いが、ホームタウンのロサンゼルスでは“ある異変”が起こっている。

「実は、ロサンゼルスの一部地区で土壌が鉛に汚染されている可能性があるんです。1月に大規模な山火事が発生。古い住宅には鉛をベースにした塗料や鉛管が使われており、その鉛が火事によって溶け出したと考えられています。ですが、国の災害対応を担う機関である『連邦緊急事態管理庁』は土壌検査を拒否。ロサンゼルス郡が調査すると、東部のイートン地区に隣接する土地の土壌からカリフォルニア州の基準値を超える鉛が検出されました」(在米ジャーナリスト、以下同)

 1万6000棟以上が全焼した山火事は、カリフォルニア大ロサンゼルス校(UCLA)が発表した試算によると、被害額は最大1640億ドル(約25兆円)に上るという。そこに土壌汚染という二次被害も発生し、現地では頭を抱えている人もいる。

「鉛は体内に蓄積されると、さまざまな健康被害を引き起こします。子育て中の親は、子どもが鉛中毒になっていないか血液検査を受けさせたり、庭に人工芝を敷いて土を覆って対応する人もいます