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ー 街全体が世界遺産に
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ー 国境付近は「近づかないほうがいい」

 天皇、皇后両陛下の長女・愛子さまが、11月に初めての外国公式訪問として東南アジアのラオスを訪れる予定だと、5月23日に宮内庁が発表した。

 ラオスは、タイとベトナムの間にある国で、1955年に日本と外交関係を結んでから今年で70周年にあたる。ラオス政府の招待を受け、トンルン国家主席への表敬訪問、外交関係樹立70周年の記念式典などに臨まれる方向だという。

街全体が世界遺産に

 ラオスは2016年、ニューヨーク・タイムズ紙で「世界でいちばん行きたい国」第1位に選ばれたこともある国。そんなラオスの魅力はどこにあるのか。100か国以上渡航歴のある旅行ジャーナリストで、ラオスに複数回行ったことがあり、今年3月にも訪問した大川原明さんに話を聞いた。

「ラオスは内陸国なので、海はないのですが、山々の景色がとても美しくて、雄大な川も流れていて自然豊かでのどかな雰囲気が最大の魅力かと思います」

 おすすめの観光地は?

「首都のビエンチャンはメコン川が流れているのと、お寺や市場巡りが楽しいかもしれません。日本人はあまり行かないですが、欧米人に人気なのがヴァンヴィエン。ロッジに泊まって、山と川の景色を見ながら、のんびりしたり、ラフティングも楽しめます。

 一番人気は、街全体が世界遺産に登録されているルアンパバーンです。街のシンボルともいえるワット・シェントーンという寺院があったり、メコン川とその支流であるカーン川沿いでお茶を楽しめたり、滝や洞窟もあるので自然も豊かです。愛子さまにもぜひルアンパバーンに行っていただきたいですね」(大川原さん、以下同)