国境付近は「近づかないほうがいい」

 ラオスの食事は愛子さまのお口に合うだろうか。

「タイ料理のように、唐辛子を多く使った料理が多く、全般的に辛いです。愛子さまが辛い料理をお好きであれば、合うかなと思います。マンゴーなど南国のフルーツは充実しています」

 ラオスの治安については、

「山岳地帯でバスに乗っていたら、山賊が襲ってきたこともありますが、スリやひったくりに気をつけてもらえれば、基本的に大丈夫かと思います。また、タクシーのぼったくりにあわないために、配車アプリを利用することをおすすめします。

 ただ、ミャンマーとの国境付近は詐欺組織の拠点があり、人身売買などのおそれがあるので近づかないほうがいいです」

ラオスで最も美しいといわれる寺院、ワット・シェントーン(HISディスカバーHPより)
ラオスで最も美しいといわれる寺院、ワット・シェントーン(HISディスカバーHPより)
【写真】愛子さま、初の外国公式訪問先は「世界でいちばん行きたい国」

 日本では隣のタイやベトナムに比べてラオスは人気がない。

「直行便が出ておらず、ベトナムやタイを経由する手間がかかります。正直、個人的にはタイやベトナムのほうが観光や見どころは充実していると思いますね」

 では、なぜラオスは世界で一番行きたい国に選ばれたのだろうか。

「欧米人にとっては熱帯の山々や川などの景色が珍しいのでしょう。タイやベトナムよりも物価が安いのも魅力です。一部の危険な地域を避ければ、ベトナムよりもスリは少なく、治安も比較的よい。観光業従事者は英語が基本的にできますので、英語ができれば言葉も困りません」

 愛子さまの訪問で知られざるラオスの魅力が日本にも伝わるか!?