「今年に入ってから、ふりかけがブームになっています。よく『不況になるとふりかけが売れる』と言われますが、物価高でおかずの数が減っている影響もあるのでは。商品の進歩もめざましく、おいしさも使い勝手ももはやご飯の“お供”ではなく、それ自体が主役級になっています」
そう話すのは、ご飯のお供専門家の長船クニヒコさん。
ご飯、麺類、パンにも!応用範囲の広さがカギ
近年のご飯のお供は、パスタやパンなどにアレンジできるものが多いのも特長。
「最近はナッツなどのオイル漬けも人気で、麺に絡めたりバゲットにのせたりするだけでシンプルにおいしい。調味料で味を調えなくても一発で味が決まる手軽さも便利です」
また、味つけが濃すぎないのも特長だという。
「味が濃いと途中で飽きがちですが、今のご飯のお供は塩辛すぎず、おかずやおつまみとしてそのまま食べてもおいしいものが増えていますね」
白米は相変わらずの値上がり基調。炊きたてのご飯ととっておきのお供があればそれだけで“ごちそう”に。
「自分では手が出ないプレミア感のある商品は父の日のプレゼントにも喜ばれそうです」
こだわり原料&製法の【プレミアムふりかけ】
サクサクふりかけ(とり)/30g 680円 AKOMEYA TOKYO
スナック感覚でつまんでもおいしい!

「甘辛さがちょうどよく、スナック感覚で食べられる軽さもいい。仕事しながらおやつのようにつまむのが最近のお気に入りです」(長船さん、以下同)
とり節を薄くスライスし、みりん、砂糖、塩で味つけ。名前のとおりサクサクとした心地よい食感と、香ばしいごまの香りは、ご飯がどんどん進むおいしさ。お茶漬けや冷ややっこのトッピングにも合う。
いか昆布/70g 432円 澤田食品
いかのうまみがギュッ!日本一の看板に偽りなし
「熱々ご飯にのせるといかとあおさの風味がフワ~っ。口の中で噛みしめるほどに昆布のうまみも際立ちます」
薄くスライスした極上のいかと北海道産昆布、オキアミ、あおさを加えたソフトタイプのふりかけ。日本一のふりかけを決める「ふりかけグランプリ」で、金賞を2度受賞している。
《ひと手間アレンジ》湯で戻した春雨に「いか昆布」、きゅうりの薄切りを加え、調味酢であえれば完成!