フリマアプリ『メルカリ』では、発売日と同時に『NintendoSwitch2』が大量出品された
フリマアプリ『メルカリ』では、発売日と同時に『NintendoSwitch2』が大量出品された
【写真】「しょっぱすぎ」メルカリに大量出品された「スイッチ2」の転売価格

《スイッチ2転売価格しょっぱすぎておもろいな》
《メルカリSwitch2無法地帯だな、転売対策規制するとか言ってなかったか? しかしみんな大多数は我慢するから売れてないな 値下げ合戦始まってるwざぁまぁああ》
《Switch2発売日なのに とんでもない値崩れしてて草 12万とかでチラホラ売れてたのに 転売屋の出品数あまりに多すぎて 売れなくて65000でも売れてないやん》

 SNS上で聞こえるのは、大儲けした転売ヤーによる“勝利の声”ではなく、彼らの行いを嘲笑するネット民の声。

『Switch 2』8万円から早くも6万円台に値崩れ

『メルカリ』で商品検索をかけてみると、やはりスイッチ2の大量出品が確認できるのだが、「SOLD」のタグがついた、取引が成立している出品はごくわずか。誰もがほしいと思われたプレミアゲーム機が、全くと言っていいほどに捌けていない現状。

「発売当初の相場は8万〜9万円でしたが、思うように売れないことに在庫を抱えた転売ヤーも焦り始めたと見えます。すぐに7万円台、そして現在は6万円台と値崩れを起こしていますが、それでも買い手がつかない状態です。

 たとえ6万円で捌けたとしても、手数料や送料を差し引いたら利益は数千円程度。抽選販売に足を運ぶ“労力”などを考えたら、決して“大勝利”とは言えませんね。まあ、雀の涙の利益でも売れるだけましで、早々に“逃げ売り”合戦が始まるかも」

 それにしても、なぜ抽選販売まで行われた、完売必至の人気ゲーム機が“そっぽ”を向かれているのか。先のITライターの見解。

「まず、スイッチ自体がファミリー向け商品であって、前代未聞の争奪戦が起きたPS5のような、コアなゲームファンが是が非でもプレーしたいような機能を備えたゲーム機ではないということ。そんなゲーマーも家庭機よりもPC、オンラインゲームに流れていますからね」