周辺を取材すると、車で突っ込む直前とみられる女の奇異な言動をキャッチした。
駅近くの商店で働く女性の話。
「時間的にみて、おそらく店内でトラブルになった直後だと思います。駅前のほうまで歩いていって、金切り声でギャアギャアわめいていたんです。興奮していて何を言っているのか、ほとんど聞き取れませんでしたが“走っても怒られる…、歩いても怒られる…、何しても怒られる!”と、とにかく文句を言っていました。店のほうを向いて“こんな店××してやる!”とも言っていました」
「××」の部分は聞き取れなかったというが、女はこの直後に車で突っ込んで逮捕されたとみられる。
警察に取り押さえられ手足をばたつかせ
複数の目撃情報によると、女は細身で高身長。パンツルックで、髪形は男性と見間違えるほどのベリーショート。クリーム色のキャップをかぶり、なぜか首にもアウトドア用ハットを紐でぶら下げていたという。肩にはカラフルなリュックをかけていた。
別の地元女性が振り返る。
「車で突入後、警察に取り押さえられても、女は手足をバタつかせるなどして抵抗していました。最後は4、5人の警察官にパトカーの後部座席に押し込まれるようにして乗せられました」
パトカーが3台駆けつけたころから、歩道は野次馬の人だかりで通行できないほどだったという。
何が女をここまで激昂させたのか。捜査の進展が待たれる。