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ー 名作が生まれるドラマ枠でトリプル主演を務める相葉

 7月9日、新ドラマ『大追跡~警視庁SSBC強行犯係~』(テレビ朝日系)がスタート。その主演の1人である相葉雅紀の演技力が話題になっている。

名作が生まれるドラマ枠でトリプル主演を務める相葉

「この作品は大森南朋さん、相葉さん、そして松下奈緒さんがトリプル主演を務める刑事ドラマです。物語の舞台は防犯カメラ捜査やスマートフォン、パソコンの解析などを担う『警視庁刑事部捜査支援分析センター』、通称“SSBC”。大森さん演じる伊垣修二は元捜査一課の刑事でしたが、問題を起こしてSSBCに異動してきました。

 一方、相葉さん演じる名波凛太郎は警察庁からSSBCに出向してきたキャリア組。松下さんはそんなSSBCと捜査で何かと対立する警視庁捜査一課の主任を演じています。第1話では相葉さんが同部署に配属されたあと、初めて事件を担当。大森さんとともに殺人事件の裏に隠された真実を暴きました」(テレビ誌ライター)

 SNS上では相葉の演技を見たファンと思われる視聴者から、こんな声が寄せられている。

《相葉くんのあの一見大根で飄々とした演技はじつは難しいんだよw》
《相葉くんあまり演技上手くないけど、こんな感じの喜怒哀楽出さない役ならまぁいけるでしょ》
《やばい 相葉ちゃんの棒演技がじわじわくるw ここまでくると逆に守ってあげたい》

 といった“演技力”に関するコメントが多く見られた。

「相葉さん演じる名波はエリートのキャリア組だけあってスーツをびしっと着こなすスマートな役柄。飄々として感情をおさえた演技をしていましたが、抑制の効いたお芝居は逆に演技力が問われますよね」(芸能プロ関係者、以下同)

 ほかの主演は大森、そして松下。演技力の差が目立ってしまった形となったが……。

「同作が放送されているテレ朝の水曜夜9時はこれまで『相棒』や『特捜9』さらには『刑事7人』など、同局を代表する刑事ドラマが誕生した伝統的な枠。そのなかで今作は10年ぶりにスタートした“新シリーズ”です。長寿ドラマになる可能性もあり、前評判では“第二の相棒”の呼び声も高かったほど」

 そんな大事なドラマ枠になぜテレ朝は相葉を起用したのだろうか。

「2013年からスタートした『相葉マナブ』は今年で12年。同局が大事にしている年配層にもよく見られていてテレ朝とは相性がいい。そんな貢献度を買われてのものだと思います。相葉さんもテレビドラマデビューしてから約30年。もはやここまでくると逆に演技力を議論することがナンセンス。彼の持つ親しみやすさこそが最大の武器なのでしょう」

 相葉雅紀という存在が、この伝統の枠でどんな価値を生み出すのか、注目だ。