「ジャニーズに限りませんが、いわゆる“大御所”といえるレベルのタレントさんは、“自分の言うことが通らないなんてありえない”というような感覚。少なくとも環境がそうさせています。

 時代が変わり、ハラスメントという言葉が一般的になっていても、ガラパゴスで閉鎖的な環境で居心地の良い椅子に座っていれば、時代が変わってもそれに気づかないし、気づけない。またもしくは、自分のような人気タレントであれば受け入れられるでしょ、となる。もちろん全員がそうではないですし、スタッフが過剰なまでに気を使い、持ち上げすぎ、彼らがああなってしまう環境をつくってしまっていたともいえます」

 中居と国分は、その“対応”も似通っている。

会見を開こうとせず、自らは語らない

「結局“何”があったかハッキリしない。会見をせず自ら語らない。共にテレビ局を巻き込んでいる。中居さんは代理人を使ってたびたび否定するようなことをしていますが、語らない。

 国分さんは“何かがあった”としか公式発表はなく、局側もだんまり。

 とにかく本人たちが動かない。令和の時代は事務所がどうとかではなく、タレントやアーティスト本人がいちばん行動する。それで人気を得る。何かあれば当人が表に出て、発言する。中居さんや国分さんの動きを見ると、常々事務所や周りが助けてくれてきたこと、そして当人たちは“今でも”その意識でいることを示していると思います」

 ジャニーズの性的トラブルでいうと、国分より先に契約解除の形でTOKIOを脱退している山口達也(53)も。

「現在は講演活動で全国を飛び回っています。議題は自身がアルコール依存症だったことから“依存”について。しかしながら芸能界引退に直接つながったのは、2018年に起こした、仕事で知り合った女子高生に対する強制わいせつです。それは一切講演会では語られません。第二の人生は素晴らしいことですが、その点で誠実ではなく……」