号外の説明書きには「前代未聞の誤報号外になる可能性あり」との記載が(メルカリより)
号外の説明書きには「前代未聞の誤報号外になる可能性あり」との記載が(メルカリより)
【写真】「見なきゃよかった」と物議を醸した石破首相夫人のワンピ姿

「まったくの“誤報”とは言い切れない」とは、与党に通ずる政治ジャーナリストの話。

「退陣が報じられた日、重鎮の麻生太郎氏、岸田文雄氏、菅義偉氏ら前首相との会談に臨んでいる石破首相。報道陣を前にして“進退の話は出ていない”と笑みを浮かべましたが、“キングメーカー”が顔を揃えた中で“出てない”わけがない

 党内では“石破おろし”も始まっている、一枚岩ではない状況と聞きます。先の都議選も踏まえて、“選挙で勝てない石破”をいつまでも据えておくつもりはなく、“直ちにではない”だけで退陣は既定路線が大方の見解です」

2万円給付金の議論はトーンダウン

 一方で「石破退陣」の事が運んだとして、不利益を被るのは国民だとも。

「仮に報道どおりに8月末の退陣として、石破首相の肝煎りだった“国民一律の2万円給付”が新政権になって守られる保証もありません。そもそも実施日は月日を明確に定めていない“2025年内”で、実際、参院選が終わった途端に議論がトーンダウンした感は否めない。

 消費税減税に反対姿勢の自民党、さらに新首相が“石破さんが勝手に決めた事”とばかりに給付金の白紙撤回に動いたら……。石破首相どうこうではなく、自公政権の継続こそが国民にとって“大災難”と言えるのかも」(前出・政治ジャーナリスト)

 退陣しても、続投しても“大災難”なのか。