出征シーンが記憶に残った視聴者が多数
続いても『虎に翼』から。寅子の夫、佐田優三を演じた仲野太賀が39票で2位に。寅子の家の書生で、社会的信用を得るための結婚を画策する寅子にプロポーズし、結婚。娘が生まれるも出征し、戦病死した。
「トラちゃんとの別れのシーンでの変顔が忘れられない。いつもトラちゃんを温かい愛で包んでいて大好きでした」(神奈川県・53歳)、「仲野太賀にピッタリな役だった。出演期間は短かったがインパクトが強かった」(神奈川県・60歳)と、たたえる声多し。
「『虎に翼』は本当に脚本が素晴らしい。出征シーンの変顔も、それまでに、あがり症の優三さんをトラちゃんが変顔で笑わせるエピソードが積み重ねられていたので、すごく悲しかった。
優三さんを亡くして落ちこんだトラちゃんは、闇市で焼き鳥を手にします。その包み紙の新聞に“すべての国民は法の下に平等”という日本国憲法の条文があり、法律の世界に戻る決心をするんです。この新聞紙を握りしめるトラちゃんが第1話の冒頭に登場するという、伏線にも驚きました」