2023年6月2日、中居正広と被害女性Aさんとのやり取りについて(調査報告書より)
2023年6月2日、中居正広と被害女性Aさんとのやり取りについて(調査報告書より)
【写真】中居正広、武田舞香との“6年愛”のウラで隠してきた「年下女性」

 そこで気になるのが“スクープ”の根幹となる、文春が入手した「通知書」の“出どころ”だ。被害内容を克明に記したという通知書は、Aさんの代理人弁護士が作成して中居に宛てた資料。つまり外部者が知り得るはずもない、当人や弁護士だけが把握する極めて秘匿性が高い「内部資料」と言える。

 情報提供者である“出どころ”を文春が明かさないのは当然として、これまでの双方の「守秘義務」への姿勢で見えてくることもある。3月末に公表された第三者委員会の報告によると、一貫して「解除に応じる」姿勢だったAさん。一方、

中居側も“全貌”を明らかにしたい

「中居側も1月下旬の聞き取り調査の時点で、当時の代理人弁護士は“解除に前向き”として第三者委員会に応じたと言います。ところが2週間後に一転して、“全面解除を断った”と否定的な姿勢になったとされています」(前出・リポーター、以下同)

 そして5月12日、新たに立てた弁護士団による反論で再転。やはり「守秘義務の解除を提案していた」と訴え出たのだった。

「前弁護士と第三者委員会との間で“解除拒否”の行き違いがあったのか、中居側によると一貫して“解除に応じる”姿勢を見せていたことになる。“6月2日”の全貌を明らかにした上で、それでも“性暴力はない”と正当性が認められる自信があってのことか。

 もちろん第三者からの提供の可能性も否定できませんが、“通知書を表に出したい”思惑はAさん側だけでなく、中居側にもあると言える。いずれにせよ、全ての真実が明かされなければ世間は納得できない状況にあります。“性暴力はあった、なかった”と平行線を辿る今、もはや法廷で争うしか道はないように思えますが」

 開かれるのは法廷の扉か。