8月11日に放送された『昭和平成令和 日本人を支えた80年80曲』(日本テレビ系)。戦後80年特番として、1945年から2025年までの各年を代表する名曲80曲を秘蔵映像やアーティストによる生パフォーマンスを交えて紹介した。
MCに堺正章、小泉孝太郎にSixTONESも

MCには、堺正章、小泉孝太郎、SixTONESを起用。SixTONESのメンバーは、1945年から1959年の名曲を振り返るスペシャルメドレーにも参加し、美空ひばりの『お祭りマンボ』や笠置シヅ子の『東京ブギウギ』などを披露した。
他にも、EXILEの『Rising Sun』やMay J.の『Let It Go~ありのままで~』、坂本九のヒット曲メドレーなど、ゲストによる歌唱もあり、番組は大いに盛り上がった。
しかし、誰もが知るヒット曲の数々が紹介される中で、視聴者からは疑問の声も上がっているという。
「2020年代を代表する1曲として、2020年には同番組MCも務めたSixTONESの『Imitation Rain』、2025年にはtimeleszの『Rock this Party』が選出されました。これに対して、“その年代を代表する1曲に相応しくないのではないか”という指摘が上がっています」(音楽誌ライター)
『Imitation Rain』はSixTONESのデビュー曲かつX JAPANのYOSHIKIが作詞作曲を手掛けたということもあり、大きな話題を集めた。「オリコン週間シングルランキング」でも、史上初のデビューシングル初週ミリオンを達成している。
『Rock this Party』もtimelesz新体制一発目のシングル。社会現象を巻き起こしたオーディション番組『timelesz project』(Netflix)最終審査の課題曲でもあった同楽曲は、Billboard JAPANダウンロード・ソング・チャート「Download Songs」や「オリコン週間デジタルシングル(単曲)ランキング」で首位を獲得した。
「どちらの楽曲も良い成績を残しており、アイドル好きからすれば有名な2曲かもしれません。しかし、一般的にお茶の間の認知度が高い “その年の代表曲”と言われると疑問が残ります。同事務所のアーティストだけに限っても、2020年はオリンピックのテーマソングでもある嵐の『カイト』や2025年は日本レコード協会によってゴールドディスク認定もされたSnow Manの『SERIOUS』の方が馴染み深いのでないでしょうか」(前出、音楽誌ライター)