
インスタのフォロワーは23万人超え。医学的な視点を交えて肌悩みやコスメを解説する動画が反響を呼んでいる、美容外科医のりん先生。「近年のドラッグストアコスメは値段のわりに優秀」と絶賛する。
プチプラコスメにも今話題の美容成分が!
「コスメの配合成分を見ると、『この成分が入ってこの値段!?』と驚くような商品が。効果が期待できる有効成分を配合し、それを安価で提供する、ジェネリックのような化粧品が登場しています。
例えば、マツキヨのPBブランドや無印良品のスキンケアシリーズの一部では、百貨店で扱っている高級コスメ、いわゆる『デパコス』で使われている成分が配合されています」(りん先生、以下同)
週女世代の肌悩みといえば、シミやシワ、たるみ、ほうれい線、毛穴の開きなど、一つや二つではない。しかも、その老けポイントは年々増え、加速していく……。
「40代以降は、セラミドなどの保湿成分が減り、バリア機能が低下しがち。皮脂分泌も少なくなり、乾燥しやすくなってきます。しかも、更年期になると女性ホルモンも減少。肌の土台を支えるコラーゲンが生成されにくくなって、ハリが失われ、たるみやシワができてしまうのです」
化粧水は安くていい。奮発するなら美容液
今回はドラッグストアコスメの中から、暑さMAXのこの時季におすすめの商品を選んでもらった。
ダメージを受けやすいオトナ女子のコスメ選びは、どういうところに気をつけたらいいのか。
「潤いを奪わないアイテムを選ぶこと。注意したいのがメイク落としです。必要な皮脂まで根こそぎ落としてしまうオイルクレンジングは、基本的にはNG。40代以降は、ミルクやバーム、ジェルなど、洗浄力がありつつも肌バリアを壊さないタイプを選んで」
また、スキンケアアイテムの中で、「最もお金をかけるべきなのは美容液」と、断言。
「化粧水は肌の保湿、乳液はそれを閉じ込めるのが主な役割です。化粧水と乳液は美容液に比べて有効成分の濃度が低いので、ぶっちゃけ安いものでOK。
その分、美容液は少し奮発しましょう。配合されている有効成分が自分の肌悩みにしっかりとアプローチできる美容液を見極めてください。同じブランドでそろえて使う『ライン使い』にこだわる必要はありません」