目次
Page 1
ー しょうゆ、塩、味噌の3つが基本の味
Page 2
ー 【出羽海部屋】銀だらのチリ鍋
Page 3
ー 【佐渡ケ嶽部屋】塩ちゃんこ
Page 4
ー 【鳴戸部屋】スタミナ味噌ちゃんこ

 力士の身体を支える「ちゃんこ鍋」。その味は部屋ごとに異なり、だしや具材、味つけにも個性が光ります。今回は相撲部屋8部屋の伝統と工夫が詰まったレシピを特別に再現!

しょうゆ、塩、味噌の3つが基本の味

力士の強靭な身体をつくるちゃんこ鍋は栄養バランスも抜群です

 教えてくれたのは、相撲ライターの飯塚さきさん。ちゃんこ鍋は3つの味が基本なのだとか。

王道のしょうゆ味のちゃんこ鍋は“ソップ鍋”と呼ばれ、味つけは甘めなことが多いです。身体の細い力士を“ソップ形”と呼ぶのですが、スープ取りに使う鶏がらを連想させることが由来。

 次に、さっぱりした塩ちゃんこ鍋。こしょうやごま油などを合わせることが多くアレンジの幅も豊富で、力士にも人気です。最後に、味噌。部屋によって味噌の種類は違いますが、豚肉と味噌の優しい甘みが融合しておいしいんです

 今回は各部屋の鍋を家庭でも再現しやすいレシピに作成。

「いつもは豪快な“目分量”で作っている部屋が多いのですが、今回は計量カップやはかりを使って丁寧に分量を測ってもらいました。それぞれの部屋の秘伝のおいしさをしっかり楽しんでもらえると思います」

※写真はイメージです
※写真はイメージです

※掲載している写真は、書籍『おすもうさん直伝!かんたん 家ちゃんこ』制作の際の取材時のものであり、記載の分量と同じものではありません。

【大嶽部屋】鶏ソップ鍋

 甘い味つけが特徴、野菜の芯まで無駄なく使う!

【大嶽部屋】鶏ソップ鍋
【大嶽部屋】鶏ソップ鍋

 元横綱大鵬の孫で、九州場所では三役復帰の関脇として土俵に臨む王鵬にも注目の大嶽部屋。鍋は食材を大切にし、あるものを生かすという精神から、野菜の芯までだしに使用。

材料(3~4人分)
【スープ】
・水…1L※好みで調整
・鶏がら…1羽分※鶏がらスープの素(顆粒)でも可
・酒…適量
A[しょうゆ…約200ml、砂糖…大さじ3.5強、みりん…好みで]
【具材】
・キャベツ…1/2個
・しいたけ…1パック
・大根…1/3本
・にんじん…1/2本
・ごぼう…1/2本
・えのき…1パック
・油揚げ…好みで
・こんにゃく…1袋
・玉ねぎ…1~2個
・鶏もも肉…2枚
・ニラ…好みで

【作り方】
(1)鍋に水を入れて酒をひとまわし加え、鶏がらを加え弱火にかける。
(2)キャベツをざく切りにし、しいたけは好みの大きさに切る。キャベツの芯としいたけの軸は(1)に加え、フタをして1~2時間煮てだしをとる。
(3)大根とにんじんを乱切りにし、竹串がすっと通るくらいまで下ゆでしたらボウルに入れて冷ましておく。
(4)ごぼうをささがきにし、水にさらしておく。えのきは根元を落とす。油揚げは食べやすい大きさに切る。
(5)こんにゃくをコップの裏でたたき、やわらかくして縦にちぎり、下ゆでしておく。
(6)(2)から鶏がら、キャベツの芯、しいたけの軸を取り出す。
(7)玉ねぎをくし形切り、鶏肉を食べやすい大きさに切り、(2)に加え強火にする。
(8)アクが出てきたら、鶏肉の脂を取らないように注意しながらアクを取り、弱火にする。
(9)(8)に(4)のごぼうを浸した水を入れAを加える。
(10)別の鍋に具材を盛りつけ、(9)のスープを注ぐ。ニラを食べる直前にちぎって入れ、風味を出したら、完成!