裁判を起こしても「速攻で負ける」

 そして、中居の代理人弁護士は“通知書”について、出所や真偽が不明だとし、《不同意性交等罪に該当しうる 性暴力であり、不法行為》とする通知書の記載は、《当職らの認識とは大きく異なるもの》としたうえで、《当時を再現したかのような描写も、同様に異なるもの》だと反論。

 これには、《往生際が悪すぎる》《素直に認めて謝罪した方が自分のためだ》という声が多いのだが、一方でまだ中居を信じているファンが多いのも事実だ。中には、中居に司法による決着を促す声もあるが、橋下氏が中居サイドから聞いた話では、本人は「女性を傷つけたくないから」裁判までは考えていないということだった。

2020年、独立会見でおちゃらける中居正広
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 しかし、法曹関係者によると、

「裁判を起こしても、速攻で負けるでしょう。性暴力をしていないのに“した”と言われたら、名誉棄損ですが、女性の意に沿わない性行為をしたことは認めているわけですから、“してるでしょ”と言われたら、それまでです」

 裁判で勝てる見込みはないという。

 それでも中居が反論し続けるのは、

「将来を見据えて自分のイメージを少しでも回復しておきたいという気持ちがあったからではないでしょうか。しかし、反論すればするほど、底なし沼に足を取られたように沈んでいく感じがします」(前出・ワイドショースタッフ)

 イメージの回復など、到底無理だという。

 警察に訴え出なかった女性に感謝し、せめて静かに去ることが賢明なのではないだろうか――。