橋下徹氏コメント番組の動画が削除
言いたいことはよくわかる。そのとき行為に同意していても、後に“悔しい”となって、女性が『不同意性交』だったと訴えることもあり得る……ということなのだろう。
橋下氏が主張した“失恋事案”とはそういうことを指しているのだろうが、しかし、この言葉が、被害女性への攻撃を煽ることになった。ネット上では、今も《フラれたから悔しくて、中居さんを貶めたんだろう》という中居ファンからの書き込みが続いている。その後、中居と女性のメールのやりとりが公開され、“失恋事案”ではないようだと感じた人は多かったのだが、それでも女性への攻撃は続いていた。
そして今回『週刊文春』によって、メールのやり取りなどを含めた“その日”の状況が明らかになったのだが、記事を読む限り、これは“失恋事案”どころかむしろ“性暴力”としか捉えようがないのだ。
“中居応援団”はこれをどう見るのか。彼らが中居サイドから聞いていた事実とは何なのだろうか。本当に多くの法律家が“全然違う”と感じていたのだろうか。はなはだ疑問である。女性への攻撃を煽る結果となった発言について、彼らは説明する責任があるのではないか。
ところが、橋下氏が上記の発言をした際の番組が、テレビ局の公式YouTubeチャンネルから削除されていたのだ。
「橋下氏が発言していた場面は、関西テレビの公式YouTubeチャンネル『カンテレNEWS』でも公開され、同局の公式サイトにも動画が転載されていました。ところが、文春の報道があった翌日の8月7日までに、動画が閲覧できない状態になっていたんです。橋下氏がフジテレビの一連の問題を解説したほかの動画はまだ残っているのに、なぜこの動画だけが削除されたのか不思議ですね」(ワイドショースタッフ)