上沼恵美子がバッサリ

 一般人に限らず、業界内からも「イケメンは下ネタも許されるんだろうな」とやや僻みのような声まで聞こえてくるが、中には表立って福山を非難する人もいる。

『関西の女帝』上沼恵美子は、自身がMCを務める番組で、「イヤらしい話をして、ちょっと皆さんの仲間になろうみたいな気持ちが、ちょっとあったかもわかりません。男前はようするんですよ。男前の人、ハンサムな人はそういう下世話な話をする」と分析。さらに、

「ラジオなんかでも猥談好きやった、そういう話が好きだったって言うてますけど、“好きだったからええやんか”ではないからね。人を笑わせようと思ったら、“下ネタ”か“前におるお客さんをイジる”、これが一番簡単なんです。だから、一番力のない芸人さんはやりますけどね」

 と、技量のない芸人との共通点を指摘。大御所からケチョンケチョンに言われた福山だが、果たして上沼の言葉が届いたかどうか……。

 また、福山に届かなくても、上沼の言葉が胸に突き刺さったタレントは多いようで、

「さすが上沼さん、あの言葉は重いです。下ネタを売りにしていた芸人たちも目が覚めたでしょう。今はコンプライアンスが厳しいので、事務所としてもベテランから若手まで気を付けるように言っていますが、古い人の中には、嫌がられているのも気づかず相変わらず若い女性の前で下ネタを言う人がいますからね。場を間違えると、たかが“下ネタ”とはいえ、イケメンでも命取りになるかもしれない……と、今回の福山さんの件はタレントたちにとって反面教師になったでしょう」(大手芸能プロ幹部)

 芸能界においても、“セクハラ”に該当するスキャンダルが増えている近頃。時代は大きく変わっているということを、芸能人だけでなく、大人はみな肝に銘じなければならないのでは――。