「感覚で政治家を捉える」姿勢
しかし、小泉政権を美化しすぎた発言に、視聴者からは厳しい反応が相次いだ。
《小泉と安倍がいつ輝いたんだよ日本を衰退させた戦犯だろ》
《鈴木紗理奈って前はまだマトモなことを言ってた気がしてたのにヤバいですね》
《犯罪天国の裏金自民党に戻れってこと?》
など批判の声が寄せられている。先のスポーツ紙記者は語る。
「小泉政権時代は確かにメディア受けが良く、改革への期待も高かったように思います。しかし、その後の評価では格差拡大や地方経済の疲弊、非正規雇用の増加など、構造改革の負の側面も指摘されている。これを鑑みても、紗理奈さんの小泉政権に対する賛辞は、表面的と言わざるを得ません」
そんな彼女は7月22日放送の同番組でも、政治に対して一面的な見方を口にしていた。
「紗理奈さんは、参議院選挙で躍進した参政党と国民民主党の両党首を称賛していました。特に国民民主党の玉木雄一郎代表とは直接会ったことがあるとして、その印象について“真摯に向き合って答えてくださる”とベタ褒めしていたのです。しかし昨年11月、彼女は不倫相手に“独身”とだまされて交際していたことが発覚し陳謝。
奇しくも同時期に玉木代表も不倫疑惑で謝罪しており、イメージと現実の落差が浮き彫りに。小泉氏の写真集や安倍氏の著書を買ったと語っていましたが、玉木代表への持ち上げ方も、その頃と同じように、なんとなくの雰囲気で政治を語り、感覚で政治家を捉える姿勢は変わっていないのでは」(前出・スポーツ紙記者)
表面的なことしか言わないコメンテーター不要論がまた巻き起こりそうだ。