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ー 井川遥「ほんのり就職」発言が物議

 女優の井川遥が9月2日に行われた10月10日に公開予定の映画『見はらし世代』のプレミア上映会の舞台あいさつに立ち、そこで披露したエピソードが波紋を呼んでいる。

井川遥「ほんのり就職」発言が物議

 本作のタイトルにからんで「◯◯世代」にまつわる話題を振られた井川は、自身が就職の超氷河期世代にあたるとし、「ほんのり就職もしましたし、辞めるときはすごく怒られた」と明かした。

 この発言にネット上で疑問の声が相次いでいる。

《これは言う必要が全く無かった。彼女1人が就職した会社を辞めた事で採用される筈だった別の1人が犠牲になったのだから。かなりヤバイ告白やね》
《ほんのり就職ってなんだかな》
《年齢からしたらそりゃそうでしょ》

 こうした声が聞かれる理由をスポーツ紙記者が語る。

「1976年生まれの井川さんは短期大学を卒業後、一般企業で半年間働いたのち、モデル業を開始しています。20歳で短大を卒業したとすれば1996年就職組となります。この時期の就職難は当然であり、わざわざアピールするものではないといった声が聞かれるのでしょう」

 さらに井川が発した“ほんのり就職”というフレーズにも引っかかりを感じる声がある

「就職氷河期世代は1990年代なかばから2000年代はじめに就職の時期を迎えており、100万人以上が該当すると言われています。ネットの声にあるとおり、わずか半年で会社を辞めているならば、別の人が就職できた機会を奪っているとも考えられます。

 今回の井川さんの発言に関しては同世代の就職氷河期を経験したネットユーザーからの共感の声も聞かれますので、どういうニュアンスで話すかが大切だと思いますね」(前出・スポーツ紙記者)

 就職氷河期をめぐるエピソードではタレントでモデルの壇蜜も、5月21日に放送された『あさイチ』(NHK)で自身の体験を語っている。

「壇蜜さんは大学卒業時にサービス業を中心に30〜40社を受けるも、就職できなかったエピソードを話していました。その後、専門学校で調理師免許を取得後、和菓子工場、銀座のクラブホステスなど職業を点々とし、29歳で遅咲きのグラビアアイドルとしてブレークを果たします。

 こうした波乱万丈の人生をふまえて就職氷河期を語れば説得力が生まれるのですが、井川さんの場合“すぐに辞めて怒られた”といった話なので軽すぎる印象を与えます」(前出・スポーツ紙記者)

 自身の境遇を語るにも、言葉と場所を選ぶ必要がありそうだ。