被害を受けた職員らは今も複数人在籍
「正直、本当に反省しているのかと疑問が残る態度です。昨年の町長辞職時も第三者委員会の調査に対して不満を示していましたし、会見でも《セクハラという認識はなかった》《嫌なら嫌とはっきり言ってもらえばよかった》と開き直るような発言が何度か見受けられました。今回、再び当選したわけですが、本人がハラスメント行為を軽視しているような印象があるので、また同じ行為を繰り返さないか懸念が残ります。小島氏が過去の問題と真摯に向き合い、二次被害が出ないことを祈ります」(前出、政治ジャーナリスト)
小島氏からハラスメントの被害を受けた職員らは今も複数人在籍しているという。被害者への配慮や再発防止策の取り組みが不十分なままの復帰は、町政の信頼を揺るがしかねない。
過去にも斎藤元彦兵庫県知事がパワハラ問題などで県議会全会一致の不信任決議を受け失職。しかし、 “出直し知事選挙”で圧勝し、失職から約50日で再選を果たしている。
過去に問題を起こした人物が平然と再選を果たす現実に、地方選挙の構造的な課題が改めて浮き彫りになった。