「アジアの文化・言語を広く学ぶというコンセプトがもともとありました。『現代韓国学部』という名称だけが先走って、皆さんに誤解があったというのは確かです」(武雄市役所企画部企画政策課担当者、以下同)
7月中旬には、市民団体「武雄の未来を守る会」から市内外1024筆の反対署名が小松政(ただし)市長宛に提出されたが、
「市民から反発があるとは思っておりません。武雄市在住の署名は138筆で、その中にはお名前が書いていなかったり、同じお名前で書かれているものが複数ございます。とはいえ、反対のご意見として受け止めています」
人口減なのに新設大学を作る意味
SNS上では《税金の無駄》といった声もある。
「税金の使い道としては、自治法にのっとり、公益性があるかだと思っております。私立大学設立による経済効果、経済以外の効果が表れる自治体の事例を踏まえて議会を通して予算をいただいております。なので、無駄とは思っていないです」
《人口減なのに新設大学を作る意味が?》というSNSでの意見については?
「大学が武雄市にないからこその課題があり、地方にこそ大学を新設する意味はあると思っております。学生確保ができるのかということであれば、運営計画が妥当かどうかは10か月かけて文部科学省のほうで厳しい審査が行われたと思っております」
あなたはこの19億5000万円の補助金、賛成ですか?反対ですか?