目次
Page 1
ー 洗剤については少なすぎても、反対に多すぎてもダメ
Page 2
ー 汚れを落とし切れずに収納すると、酸化が進んで黄ばみやすい
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ー 収納はしっかり洗ってから

 

 まめに洗濯しても、白Tシャツがだんだん黄ばむ……。洗濯に詳しい家事のプロは「黄ばみは時間がたつと取れにくくなるので、気づいたら早めに漂白を」とアドバイス!自宅でできる白物衣類を“とことん白く”洗うテクをご紹介。

洗剤については少なすぎても、反対に多すぎてもダメ

 Tシャツやブラウスなど、夏の間、出番の多かった白い衣類。ちゃんと洗濯していたはずなのに、気づいたら首元や袖、脇に黄ばみが! 全体的になんとなく白さがなくなりくすんできた感じ……。

黄ばみの主な原因は、身体から出る皮脂や汗の汚れです。毎日の洗濯でそれをしっかり落とせず、残留したまま日光に当たると、酸化して黄ばみとして現れます。特に夏場は湿気も多く、汗をかきやすいので変色しやすい。日焼け止めや制汗スプレーの洗い残しも首回りなどの黄ばみのもとになります

 そう話すのは、家事アドバイザーの矢野きくのさん。白い衣類だけではなく、色柄ものや濃い色の衣類でも、洗い残しがあれば同じように変色してくる。

 現代の洗濯機は優秀で、洗浄力も高いが、洗濯のやり方によっては汚れ落ちが悪くなっってしまう。

1回の量が多く、洗濯物を詰め込みすぎると、回転するときに適度なスペースがなくなり、洗浄力が低下します。洗剤については少なすぎても、反対に多すぎてもダメ。どちらも汚れが残ってしまい、黄ばみにつながります」(矢野さん、以下同)

 衣類の黄ばみを効果的かつ簡単に落とす方法が、洗濯槽でできるつけ置き。

高濃度の洗濯液につけることで、繊維の奥まで洗剤が浸透します。洗う際に水量を増やせば洗剤は適量になり、洗剤残りの心配もありません

 Tシャツやブラウスなど、白い衣類を洗う際、洗濯前30分のつけ置きを習慣にすれば、白さをキープできる。また、襟や袖口に目立つ皮脂汚れがあるなら、固形の洗濯石けんや襟袖用の洗剤を塗り、もみ洗いをしてから洗濯機へ。