「わが家ではこの方法で夏物の汚れを落としてからしまっています。だから安いTシャツでも黄ばみなし! 余裕で10年は着続けています(笑)」
収納はしっかり洗ってから
ほかにも変色しがちな帽子や日傘など、夏の小物もメンテナンスしてから収納を。
「汗がしみ込んだ帽子は、濡らして絞ったタオルでたたくように拭いたあと、乾燥させます。洗える素材を洗濯機で洗うなら、調理用のザルに帽子をかぶせ、洗濯機にダメージを与えないようにタオルで包んでからネットに入れるとラク。
日傘も意外と汚れています。帽子同様に濡らしたタオルで拭いて。革素材のサンダルは固く絞ったタオルで丁寧に拭き、乾かします。ビニール素材のサンダルは洗剤を使い、しっかり洗ってから収納するといいですよ」
来年もお気に入りのアイテムをキレイな状態で着続けたいなら、正しい洗濯&収納テクで衣替えをしましょ!
過炭酸ナトリウムで全体的にすっきり 際立つ白さに洗っても取れない黄ばみにはこれ
洗濯しても取れない黄ばみには、衣類は漂白効果のある過炭酸ナトリウムを活用。衣替え前にすると、翌夏の“時間差黄ばみ”を予防できる
やり方 皮脂や汗を落とした衣類をつけ置きして漂白
衣類はあらかじめ洗濯をして、皮脂や汗などの汚れを落としておく。過炭酸ナトリウムを40度のお湯で溶かし、バケツかタライに30分~1時間程度つけ置きし、洗濯機で洗う
高濃度の洗濯液でつけ置き! 洗濯前の習慣で黄ばみを防ぐ 汚れは予洗い後に本洗い
洗濯前のつけ置きで白さをキープ。ドラム式洗濯機の場合は、バケツや洗面器などで規定量の洗剤と少なめの水でつけ置き後に洗ってみて。
やり方 洗濯機の中で洗濯液を作って衣類をつけ置き
洗濯槽に衣類を入れ、給水を半量で止めて適量の洗剤を加え、濃い洗濯液を作り、洗剤がなじむ程度に洗濯機を回す。一時停止して30分くらいつけ置き後、通常どおり洗う。
※洗濯機の機種によってはつけ置きできない場合があるため、取扱説明書で確認を
取材・文/釼持陽子
矢野きくのさん 家事アドバイザー・All About節約ガイド。家事の効率化や家庭の省エネなどを専門に、テレビ、雑誌、講演などで活動。便利グッズや業務用食品などの情報にも精通。時短家事のプロ。