3位は『半沢直樹』で見せた演技が良かった
3位は片岡愛之助(53)。「歌舞伎だけではなくドラマの演技力がすごい」(岐阜県・女性・30歳)
「品があるところとドラマ『半沢直樹』で見せた演技が良かった」(兵庫県・男性・56歳)
「歌舞伎だけでなく、さまざまな演技がうまい。顔が整っていてキレイ」(広島県・女性・62歳)
と、24票を獲得。一般家庭に生まれ、子役としてキャリアを積む。二代目片岡秀太郎の養子となり、六代目片岡愛之助を襲名。2013年放送のドラマ『半沢直樹』(TBS系)での怪演が話題を呼び、知名度を高めた。
「養子から大成したということで、ドラマでブレイクする前から歌舞伎の世界では知られていましたし、人気でした。歌舞伎は世襲制とはいえ、実力世界のところはある。愛之助さんのほかにも一般家庭出身の方はいて、若い方だと中村梅玉さんの養子になった莟玉さんや、十八代目中村勘三郎さんの部屋子の鶴松さんなども頑張っています」(前出・ライター)
映画『国宝』ブームから派生したのがロケ地巡り。
「9月30日から10月5日まで兵庫県の永楽館で永楽館歌舞伎に愛之助さんが出演します。ロケ地になっていた劇場で、吉沢亮さんが化粧をするシーンなどがここで撮影されました。映画『国宝』ファンはぜひ」(同・ライター)

2位は松本幸四郎(52)。
「芝居がうまく、男の色気というか、粋なところがある」(東京都・男性・63歳)
「現代劇ではまったく魅力を感じなかったが、歌舞伎で見たときのカッコよさに衝撃を受けた」(東京都・女性・53歳)
「ドラマで見ていて、凛々しさを感じる」(京都府・男性・68歳)
と、38票を獲得。父・白鸚と共にトップ5入りを果たした。父と同様マルチプレイヤータイプで、歌舞伎のほか現代劇にドラマ、映画と活躍の場は広い。
「この世代のリーダー格で、古典はもちろん新作もすごく魅力的。ご自身で“歌舞伎NEXT”という新たなジャンルを立ち上げ、とても素敵な作品を作っている。アンケートのコメントに色気があるとありますが、まさにそう。色気は歌舞伎の大切な要素なんです」(前出・ライター)
9月は歌舞伎座で上演された松竹創業130年記念作『菅原伝授手習鑑』で大役を務め、今後も主演作が続く。