日本相撲協会の見解
「相撲ファンの間では、ちょっとした“名物おじさん”で、中には顔を見ればわかる方もいるのでは。この男性は人気力士をひいきにしており、その力士だけでなく親方も認識しているはずです。
部屋からチケットの販売を委託されたのか、なぜ人気のチケットを数十枚も手にしているのか、理由はわかりません。ただ、今回の秋場所はもちろんのこと、11月の九州場所のチケットも完売しています。そうした中で、“営利目的”ではないにしろ、転売行為自体が許されるものではないですし、何らかの処罰があってもよいのでは」(前出・相撲ライター)
この“転売”男性が所属しているとされる部屋の後援会に問い合わせてみると、「所属していらっしゃらず存じ上げません」とのこと。続けて、相撲協会にこの男性の行為について、聞いてみたが「回答しない」というまさかの回答だった。
週刊女性PRIMEは該当の男性が実際に転売を行っているメッセージのやり取りを独自に入手。溜席・椅子席の販売を定価で行い、
「3日目の椅子席が大量にあります、全てS席の1列~3列までの10枚ずつで合計30枚。希望者いたら早めにライン下さい。何枚でも可能です」
「9月場所平日タマリ席キャンセルでたら希望しますか?」
などと送り、「残り〇枚になりました」と購入を急がせるようなメッセージも確認している。
相撲協会はチケットの売り方や、入館時のチェックなどに力を入れているようで、9月24日には《元小結岩木山の関ノ戸親方、怖い顔でダフ屋の抑止力に》という記事が日刊スポーツから配信された。
そこには「両国国技館のチケット売り場周辺で、鋭い視線を周囲に送り続けている親方がいる。いかつい体に、硬い表情」の関ノ戸親方が、ダフ屋行為をしている人がいないかパトロールしているというもの。
“鋭い目つき”の親方のおかげで、国技館“前”での転売は「抑止力となっている」というが、実際には国技館の“中”で転売が行われていた。相撲協会はそれでもだんまりを決め込むのだろうか。