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ー 相手家族とは代理人を通して
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ー 奥さんが騒がないでくれはおかしい

 

 部下である既婚の男性職員とのホテル密会を報じられた、群馬県前橋市の小川晶市長(42)が10月2日の市議会に出席。2度目となる事情と経緯の説明を行い、市議38人からの質疑に答えた。

 男性職員とホテルで会ったことに、「相談場所として誤った選択をしたことで、結果として大きな誤解を生んでしまった」などと、当初からの主張通りに「男女関係」はなく、あらためて「誤解」と説明した小川市長。

 2時間以上にわたる議会終了後、騒動以降の説明を避けてきた報道陣の前に立ち、神妙な面持ちで取材に対応した。

「各会派からは大変厳しいご意見をいただきましたので、自分の中でしっかりと受け止めたい」

 ひと言目には反省の意を述べた市長だが、一部で報じられていた「当該職員の降格処分」については否定。実際には“降格させた”のではなく、正確には「希望降任制度に基づいた異動」と。男性職員自ら希望によって“降格した”という。

相手家族とは代理人を通して

 また「職員の家族」についても触れられた。小川市長は不貞行為を否定しているとはいえ、10回以上もホテル個室で密会を重ねた関係だ。世間が疑いの目を向けているのと同様、家族や妻も信じているはずもないだろう。

「当該職員とそのご家族に弁護士がついたということですので、今後は代理人を通してご家族に対しては誠意を持って対応していきたいと考えています」

 先の市議会でも「謝罪の意思はお伝えしていますが、現状ではかなっていません」と明かしていたように、男性職員の家族とは直接連絡がとれない状態と伺える。弁護士間での話し合いを進めていく考えだ。