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『あんぱん』の主題歌『賜物』を歌うRADWIMPSのボーカル野田洋次郎(写真/本誌写真班)
大好評のまま最終回を迎えたNHK連続テレビ小説(朝ドラ)『あんぱん』。
どんなドラマでも最終回は話題になるものだが、過去に放送されたドラマ、特に朝ドラで“最終回”がこれほど絶賛され、話題となったドラマはあっただろうか。SNSでも《最高の最終回だった》というコメントが多数上がった。
『あんぱん』最終回の“どんでん返し”
偉人がモデルとなっている朝ドラの場合、最後はヒロインが亡くなってしまう終わり方をすることが多いのだが、『あんぱん』では“のぶ”も“崇”も元気な姿のままだった。
最終週でのぶの病気が発覚したとき、視聴者の誰もが「のぶちゃんは亡くなってしまうのか」と信じて疑わなかった。退院したのぶと崇がソファに並んで座り、「今年の桜は一緒に見れないかもしれんね」というのぶの言葉を聞いて、“死”を確信したのだが、場面が変わると桜の木の下を二人が並んで歩くシーンとなり「奇跡が起きたのでしょうか。それから5年間、のぶは病気がすっかり治ったかのように元気に暮らしました」というナレーションが流れた。
このどんでん返しに、視聴者からは、
《こんなサプライズ、たまるかー。明るいラストでほっとした》
《最高の朝ドラ、最高の最終回。涙がとまらない》
《のぶちゃん、死なないでよかったー。こんな裏切りなら大歓迎》
と、安堵と感動の声が上がっていた。