“夜の昼ドラ”枠を定着させたのも納得?
1位に輝いたのは、
「“マサさん”の棒読みが忘れられない」(茨城県・38歳)、「あゆの話なのにかつての『スチュワーデス物語』を見ているようだった」(愛知県・50歳)
浜崎あゆみとエイベックス創業者・松浦勝人氏の恋愛を描いた同名小説『M 愛すべき人がいて』('20年・テレビ朝日系)がランクイン。
歌手を目指す少女・アユ(安斉かれん)とレコード会社専務のマサ(三浦翔平)が出会い、アユが歌手として羽ばたくまでのシンデレラストーリー。なのだが、
「脚本の鈴木おさむさんがバリバリに大映ドラマを意識して作ったようで、前年に放送された『奪い愛』から三浦翔平さんを引っ張ってきてやりたい放題。マサが原因で右目を失った礼香を演じる田中みな実さんは“許さなーい”とドラムを叩くなど、『スチュワーデス物語』における片平なぎささんのオマージュ。真剣に考えるのを放棄したくなるキャラです。
賛否両論あった作品でしたが、放送当時、コロナ禍で鬱々としていた世の中だったからこそ、底抜けにバカバカしいこのドラマが受け入れられたのだと思います」(津田さん)
荒唐無稽であっても、心を解放してくれる“トンデモドラマ”は、日常に少しの笑いと熱を与えてくれる存在。そんな“良い意味でトンデモ”の一方で、残念ながら視聴者を首をかしげさせた“がっかりドラマ”も気になるところだ──。











