役作りのために40キロ増量

 3位はゆりやんレトリィバァ(34歳)で、17票獲得。アンケートには、

「『極悪女王』のインパクトがすごすぎた」(千葉県・男性・65歳)

「ダンプ松本をあれだけ表現できる人はいないと思うし、ネタの中のキャラクターの演技もうまい」(宮城県・女性・56歳)

 との声が寄せられた。昨年Netflixの配信ドラマ『極悪女王』で主演。役作りのため40キロ増量し、ダンプ松本になりきった。

「体重を増やしたり、撮影中に大ケガをしたり、体当たりで頑張ったことに対する評価では」と、宝泉さん。『極悪女王』は好評を得たが、役者としての可能性はというと、

「ほかにさほど目立つ作品はなく、だから役者としては評価のしようがない。もともとクセの強い人で、それも自分探し的な面がある。アメリカに行ったのはそれもあって、今後ドラマで活躍するかというとちょっと謎」

作家の宝泉さんも大絶賛の2位

友近
友近

 2位は友近(52歳)で、37票獲得。アンケートには、

「演じる役どころ全部に違和感がない」(神奈川県・男性・35歳)

「頭の回転が速く見ていてすごく楽しい」(愛知県・男性・45歳)

「モノマネでも人間観察がすごい。だから俳優としても器用に演技ができるのだと思う」(千葉県・女性・59歳)

 との声が集まった。

「人間観察が得意で、いろいろな人物になりきることができる。圧倒的に芝居がうまい」と、宝泉さんも大絶賛。中でもベストワンに挙げるのが、'15年の朝ドラ『あさが来た』(NHK)で演じた使用人の役。

「朝ドラのファンが求めている脇役像を派手でも地味でもなくこなしていて、本当にいい役者だなと思った覚えがある。今は女性芸人が不作の時代で、芝居ができる人はもっと少ない。友近さんの代わりはいないし、1位でもいいくらい」(宝泉さん)