持ちネタがアメリカでも評価

 1位は渡辺直美(37歳)で、38票獲得。アンケートには、「言葉の通じないアメリカでも評価されているのは演技力があるからだと思う」(福岡県・女性・49歳)

「持ちネタのビヨンセだって演じているのだと思う。時々本物に見えてしまうくらいすごい」(愛知県・女性・44歳)

「『約束のネバーランド』での演技が怖いくらいにハマっていた」(和歌山県・女性・45歳)

 との声が。持ちネタを披露するときの“なりきり度”からすると憑依系俳優と言っていいのかも。

「渡辺さんは彼女自身がキャラクター。コスプレ的で、デフォルメが得意で、ファンタジーが似合う人」(宝泉さん)

 連続ドラマ『カンナさーん!』('17年・TBS系)では主演を務め、朝ドラ『おむすび』('24年・NHK)では伝説のギャル役を、映画『約束のネバーランド』('20年)ではシスター役を怪演。

「ドラマや映画にしても、芸人として築き上げた渡辺直美というブランドをそのまま生かしている。制作側もそれを求めていて、渡辺直美的なドラマを作りたいという前提で迎える。だからどこに出ても渡辺直美。そういう意味ではきちんと役割を果たしている」(宝泉さん)

 今クールドラマの女性芸人の活躍は? 本職をしのぐ芝居心を見せるのは─。

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<取材・文/小野寺悦子>