目次
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ー 「演技派だと思う」女性芸人TOP5
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ー 役作りのために40キロ増量 ー 作家の宝泉さんも大絶賛の2位
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ー 持ちネタがアメリカでも評価

 いよいよ出そろった2025年秋ドラマ。近年、ドラマに欠かせないのが芸人たちの存在で、中には本職の役者をしのぐ演技を見せる芸人も少なくない。そこで、全国の男女300人にアンケートを実施。「本職に負けない、演技派だと思う芸人は誰ですか?」

「演技派だと思う」女性芸人TOP5

『3時のヒロイン』福田麻貴
『3時のヒロイン』福田麻貴

 女性芸人のランキングを見てみよう。8票獲得で、5位は福田麻貴(37歳)。

 お笑いコンビ、3時のヒロインのリーダーで、'20年のドラマ『危険なビーナス』(TBS系)で連ドラデビュー。昨年は『婚活1000本ノック』(フジテレビ系)でドラマ初主演を務めた。

「『婚活1000本ノック』は体当たり的な役で、これを普通の女優がやると痛い感じになってしまう」と話すのは、作家で芸能評論家の宝泉薫さん。ランキングをこう分析する。

「モテないキャラができる女優が今いないから、芸人が引き受けることになる。ただ福田さんの場合ちょっとインパクトが弱い。ドラマは話題にはなったけど、役者としての認識はまだまだ薄い気がします」

ヒコロヒー(本人インスタグラムより)
ヒコロヒー(本人インスタグラムより)

 4位はヒコロヒー(36歳)で、16票獲得。

 アンケートには、

「ドラマ『キャスター』で見せたピリッと辛いスパイスのきいた役が良かった」(愛知県・男性・66歳)との回答が。「ヒコロヒーさんは、やさぐれキャラでやさぐれたコントをするという1つの芸風ができていて、それはまたどんなドラマにもハマる」

 と宝泉さん。日曜劇場『キャスター』('25年・TBS系)ではクセのある清掃員役を演じ異彩を放った。

「ああいう毒のあるリアリティーが彼女の売り。タバコをスパスパしながら何かぼやいているような役って難しいし、それができる女優はさほど多くない。ヒコロヒーさんはその気になればいくらでも女優で食べていけるでしょう」(宝泉さん)