三谷ドラマの片鱗
そんななか迎えた22日放送の第4話。第3話までに菅田演じる主人公の久部三成はWS劇場で上演するためシェイクスピアの名作『夏の夜の夢』の台本を書き換えた。第4話は初日公演の前日。全員で追い込み準備……しながらも、演者たちの多くは前日にもかかわらず予定を入れていて久部は悪戦苦闘。だが、ゲネプロで演者たちが見せた演技は見事で……というものだった。
「“だんだん面白くなってきた”、“やっと私の好きな三谷ドラマの片鱗が見えてきた”といった声も上がってきてはいます」
一方で“変わらず”の声も、少なくなく……。
《もしがく見てるけど菅田君こんなのやるくらいならミステリというなかれの続編やってくれんか》
《ドラマ自体は面白くないんだけど、役者が好きだから惰性で見てる。話がもっとテンポよく進んで、オチというかまとまりあればいいのにな》
《余計なエピソードぶっ混むからダレるんじゃないか三谷ドラマ しかもつまらんボケ挟んで》
テレビ番組の視聴率をリアルタイムで確認できるサービス『ティーバルナウ』では、今回の4話は終盤時点ではついに2.9%に……。
「継続して見て評価している人もわりといるのですが、“期待大”からの登場人物の紹介に終始した第1話のつまらなさ、そこから脱落者続出のイメージは大きく、巻き返すのは難しいのではないでしょうか。人が“一度失った信用を取り戻すには……”に近いものがありますから。ただ、市原さん演じる劇場の用心棒・トニー安藤は毎回オチに使われていますが、非常に大好評ですね(笑)」(前出・テレビ誌ライター)
もしこのまま視聴率が上がらなかったら、責任はどこにあるのだろう……?