10月19に放送されたBS朝日の討論番組『激論!クロスファイア』で選択的夫婦別姓についての議論をしていた際、司会の田原総一朗氏が、
「高市(早苗)に大反対すればいいんだよ。あんな奴は死んでしまえと言えばいい」
と、過激発言。放送後に大きな波紋を呼んでいる。
BS朝日の回答は
「『激論!クロスファイア』は田原氏が長年司会を務め、政治家や専門家を招いて活発な議論を展開してきました。この日は、高市氏の首相就任を見据えた状況の中で、田原氏は冗談交じりに発言しましたが、スタジオの空気は一変し、ゲストから注意を受けていました」(スポーツ紙記者)
放送後、SNS上では、
《暴言をそのまま放送したのはなぜか》
《編集でカットできたはず》
といった批判が殺到。BS朝日は21日に、
「田原総一朗氏の発言に一部不適切な内容がございましたため、厳重注意といたしました」
と発表したが、
《厳重注意で済むのか》
《生放送ではなく収録なのに》
といった疑問の声が次々と上がった。田原氏は23日にX(旧Twitter)で謝罪し、
「発言の主旨は野党に檄を飛ばそうとしたもの。きわめて不適切な表現となり、深く反省しております。本当に申し訳ございませんでした」
と述べたが、騒動はまだ終わらない。翌24日、BS朝日は『激論!クロスファイア』の放送終了を発表したのだった。打ち切りの理由については、
「田原氏の発言は政治討論番組としてのモラルを逸脱していると判断し、当該放送回をもって番組を終了することを決定いたしました」
とコメント。田原氏が長年携わってきた討論番組が、あっという間に幕を閉じることとなった。
「Xでは田原氏の長女であると思われる方の“暴露”投稿が拡散されています。内容は“事務所に何度も発言をカットしてほしいと頼んだのに、プロデューサ―陣に大丈夫と笑われ、対応してくれなかった”というもの。“厄介者の父を、番組から降板させたかったのではないか”という推測も綴られていました」(スポーツ紙記者)
SNS上でも囁かれているように、昨今のメディア関係者であれば、田原氏の発言が炎上することは容易に予測できたはず。ではなぜ、編集でカットすることができたにもかかわらず、オンエアに踏み切ったのだろうか。BS朝日に問い合わせてみたが、
「弊社としましては、番組の制作過程や詳細については、従来よりお答えしておりません」
との回答しか得られなかった。田原氏が誤解を招く発言をしたのは事実だが、名物番組が無くなってしまったことは残念だ……。










