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ー 相変わらずズレている河野氏

 11月2日放送の『サンデージャポン』(TBS系)に出演した自民党・河野太郎衆院議員。与野党6党の実務者による会合で合意に達したガソリンの暫定税率の年内廃止に対する“私見”がネットで大荒れとなっている。

相変わらずズレている河野氏

 この日、爆笑問題・田中裕二が河野氏に「ガソリンが安くなって、もちろん助かる国民も多いと思うんですけど、この動きはどう評価してます?」と尋ねたときだった。

「河野氏は『僕は石破内閣の頃から反対だったんです』と廃止についての持論を述べたうえで、『今年の夏、日本でも42度になるような温暖化が進んでいる時に、化石燃料を普通に使っていいんだよというメッセージになってしまうのは非常にまずい』と警戒。

 さらに『ホントに困っている人には、ガソリンだったり電気だったりの支援をするけども、何もフェラーリやポルシェに入れるガソリンの税金を下げる必要はないんじゃないの?と僕はずっと言ってたんですが、まあ、6党でやりましょうということになってしまいましたから、やるんですけども』と、廃止には終始懐疑的な姿勢を取っていました」(全国紙政治部記者、以下同)

 高級外車の持ち主はガソリンの税金を据え置きにすべしという考えなのだろう。代わりに河野氏は「燃費のいい車に買い替える、EVに買い替えるときに補助を出しますよ、という風にお金を使ったほうがいい」と、激変する地球環境に即した対策をすべきと主張したのだが……。

「これを取り上げたヤフーニュースの複数の記事には、1万件や4000件以上のコメントが寄せられています。いずれも否定的な意見ばかりです」

 寄せられている意見を拾ってみると、

《またべらべらとできない屁理屈ばかりいいやがって》
《ポルシェやフェラーリに乗ってる人間なんて国民の何%なんだよ》
《河野はいつもズレてる》

 など、怒りの声にあふれている。これについて先の政治部記者はこう語る。

「ユーザーの多くは、ガソリンの暫定税率の廃止は、地方や運送業など車が必要な人たちに重要と訴えています。その中で、フェラーリやポルシェのオーナーのようなごく少数の富裕層には自動車税や重量税を取れば済むことなのに、ガソリン値下げに反対するのはどうなのか、と疑問に思っているようです」

 そんな河野氏はどんな車に乗っているのか。

「4年前の2021年、行革担当大臣だった河野氏が安倍晋三元首相の事務所に駆けつける際はトヨタのアルファードであることがわかっています。となると、高級国産車はいいのか、という疑問も出てきそうですね」

 高市内閣は相変わらずの高い支持率のなか、政権運営の蚊帳の外で、1人株を下げてしまったようだ。