キムタク効果で就職希望者が急増
6位は、若手の旅客機パイロット・新海元を演じた『GOOD LUCK!!』('03年)。「パイロット姿がカッコよく、まっすぐでひたむきなところが本人の性格とリンクしていた」(岐阜県・58歳・男性)、「制服姿がよく似合っていた」(広島県・48歳・男性)など、パイロット姿への評価が圧倒的だった。
「制服姿なんて、カッコよすぎてズルい!と言いたいですね(笑)。そのインパクトが強すぎてストーリーの印象が薄いほどです……」
ちなみに、このドラマをきっかけに航空業界への就職希望者が激増。さらに放送期間中、ANAの株価が急上昇するというキムタクバブルが起きたことも印象深い。
同じく6位はトップ10の中で最も古い作品『あすなろ白書』('93年)の取手治。脇役ながら、視聴者に強烈な印象を残したのは、やっぱりあの名シーン。「『俺じゃダメか?』と言いながらバックハグするシーンが印象的」(愛知県・52歳・女性)。かなつさんも大きくうなずく。
「私の中では、取手くんが圧倒的1位です。“あすなろ抱き”は、ドラマ史上に残る名場面ですよ。最近Netflixで配信されたドラマ『グラスハート』にこれをオマージュしたシーンが出てきました。改めて伝説だと感じましたね」
5位は『グランメゾン東京』('19年)の尾花夏樹。ミシュラン三つ星を目指す、カリスマシェフだ。「料理への強いこだわりや、言葉足らずで不器用な姿は、キムタクのイメージに合っていた」(群馬県・57歳・男性)、「料理通の木村さんにはピッタリのハマり役」(福岡県・70歳・男性)など、食を探求する姿がリアルな木村拓哉像と重なって見えたという意見。
「食に対して一切妥協しない尾花の姿は、みんなの思うキムタク像とマッチしていましたよね。ただ、ストーリーよりも共演の冨永愛さんのスタイルのよさが圧倒的すぎて、そっちに目がいってしまいました」
4位は『ビューティフルライフ』('00年)の沖島柊二。最高視聴率41・3%(関東地区)を叩き出した大ヒットドラマがここで登場。かなつさんも大絶賛。「ストーリーも登場人物たちのセリフもすごくよくて、テレビ史に残る名作です。このドラマをきっかけにカリスマ美容師ブームが起きるなど、社会的な影響も大きかったですよね」
コメントでは、「カリスマ美容師という役もピッタリだったし、常盤貴子さんとの恋愛模様もキュンキュンした」(茨城県・48歳・女性)、「見た目からして美容師っぽいので、リアル感があった」(広島県・58歳・男性)などの意見が集まった。











