1位は「型破り」なあのキャラ
そしていよいよトップ3! 第3位は『教場』('20年)の風間公親。警察学校の鬼教官を演じるにあたり、初の白髪頭に挑戦。インパクトのあるビジュアルが印象的なのかと思いきや、「冷静沈着で厳しい指導官という役柄が新鮮だった」(愛知県・61歳・女性)、「ストイックなイメージがある木村さんと役柄が合っていた。カッコいい男から、渋い魅力のある男へと、イメージチェンジした作品」(埼玉県・61歳・男性)、「演技力で勝負した作品だと思う」(東京都・68歳・男性)など、演技を評価するコメントが多かった。
「白髪のキムタクに興味を持って見てみたら、意外とストーリーも面白かったという人が多そうです。それにしても全盛期ではない作品が第3位に入るのは意外。年をとっても白髪でも、やっぱりキムタクはカッコいいという証明ですね」
第2位に輝いたのは『ロングバケーション』('96年)の瀬名秀俊。ご存じ、「月曜日の夜は街から人が消える」と言わしめたドラマで、シャイなピアニストを熱演。「ドラマの部屋や雰囲気がおしゃれで当時みんな見ていた印象がある。木村拓哉の名を世に知らしめた作品」(岡山県・48歳・女性)、「繊細な感じの役がよかった」(福岡県・59歳・女性)、「不器用なピアニストの役が20代のキムタクにハマっていた」(福岡県・51歳・女性)など、若かりし日のキムタク人気はやはり絶大。
「当時の流行や憧れを詰め込んだような作品でしたね。キムタクも20代で文句なしにカッコいい。私はあんまりハマらなかったけど、キムタクの代表作として納得の2位です」
そして栄えある第1位は、『HERO』('01年)の久利生公平。破天荒な検事を演じドラマは大ヒット。特別編、劇場版も公開され、いまだに根強い人気を誇る。
「脚本も演出もよかったですよね。いい意味でキムタクっぽさが出ている演技も、見ていて楽しかったです」
コメントでは、
「現場主義に徹する検事という新たな切り口の面白いストーリーだった」(大阪府・56歳・男性)、 「検事という堅い職業でありながら、型破りなスタイルで物事の本質を追求する姿に感動した」(神奈川県・70歳・男性)、「木村拓哉さんの持つ軽やかさと芯の強さが、型破りだけど正義感にあふれる検事・久利生公平にぴったり!」(長野県・70歳・男性)など、キャラクター、作品共に魅力的だったという声であふれた。
『TOKYOタクシー』では、どんなタクシー運転手を演じてくれるのか? キムタク伝説はまだまだ終わりそうにない。
取材・文/中村未来











