「国立競技場も会場の候補に挙がっていたといいます。しかし、さまざまな事情やメンバーの意向が重なり、全国5大ドームでの開催になったそうです。嵐の5人は、実はドーム公演への思い入れも強いのだとか」(芸能プロ関係者)
20年以上、嵐を取材しているメディア研究家の衣輪晋一さんは、ドーム公演について、
「嵐は“くすぶっていた時期”がとても長くありましたが、ファンが増えたことによってドーム公演を頻繁にできるようになりました。そのときの喜びはとても大きかったはずです。そういった意味で、ドームに思い入れがあるのではないでしょうか」
と話す。とはいえ、これほどファンに切望されながらも“最後の国立”がないのはどうしてか。
国立ライブを避けたのは松潤か
「ファンのことを考えた、現実的な側面が大きいのだと思います」
と、衣輪さんは推察する。
「まず、国立競技場は屋根がないため、天候の影響をどうしても受けてしまいます。そのため、音響や照明、舞台装置などの演出面で、完璧なものを見せられない可能性が出てきます。そのあたりは松本潤さんが担っていますが、防ぎようのない要因で、理想どおりの演出が見せられないという事態は避けたいのではないでしょうか。安全面なども含めて、ファンに嫌な思いをさせたくないのだと思います」(衣輪さん、以下同)
ツアーとして全国を回るため、
「国立競技場での公演があると、そのコンサートの“プレミア感”がどうしても出てしまうと思います。そういった部分で、ファンの間で差がついてしまわないように配慮したのかもしれません。ファンへの感謝として有終の美を飾れるように“あえて”国立競技場は選ばなかったのではないでしょうか」











