期待膨らむ現役選手がランクイン

続いて、第3位にランクインしたのは、

「イナバウアー!」(宮城県・49歳)、「まさに日本のクールを体現していた」(福岡県・50歳)

 日本人初の冬季五輪フィギュアスケート金メダリスト・荒川静香元選手が3位に入った。神無月さんは、

「'04年の世界選手権で優勝し、'06年のトリノ五輪では『トゥーランドット』の曲で滑り日本人選手唯一のメダル、それも五輪で初の金メダルに輝き再び日本にフィギュア人気を取り戻したスター。正真正銘のレジェンドだと思います。

 当時は日本中でブームが巻き起こりました。トリノ後はすぐに現役を引退し、スケート連盟の副会長就任(現在は退任)や大会での解説、引退直後から始めた荒川さん主催のアイスショーも継続していて、辞めてからも“王道のスケート人生”を歩まれています」

 流行語大賞にも選ばれた「イナバウアー」を日本中に広めた功績は大きい。

フィギュアの坂本花織(左から2番目)、後輩の高木美帆(右)らと並ぶ小平奈緒(中央) 撮影/佐藤靖彦
フィギュアの坂本花織(左から2番目)、後輩の高木美帆(右)らと並ぶ小平奈緒(中央) 撮影/佐藤靖彦

「ミラノでメダルをとってほしい!」(秋田県・40歳)、「スピードがケタ違い」(熊本県・50歳)

 2位は唯一の現役選手・坂本花織がランクイン。'22年~'24年に世界選手権を3連覇、'22年北京五輪銅メダルなど、実力は折り紙つき!

「彼女の魅力は何と言ってもその“爆速”かつ確かなスケーティング技術ですね。'18年の平昌五輪で初めて彼女の『アメリ』を見たときは、初々しさと同時にぎこちなさも感じましたがあれから7年、爆速スケートはそのままに上半身の豊かな表現力も身につけ、世界の女王として現役最後のシーズンを駆け抜けています」(神無月さん)