ミックスと勘違いしている人も
第4位は、同じく朝ドラ『カムカムエヴリバディ』でロバート・ローズウッド役を演じた村雨辰剛(37)。スウェーデンで生まれ育つが、日本の武士道への興味や憧れが募り、「日本人として日本で暮らしたい」と帰化。日本名に改名した、異色の経歴の持ち主でもある。
「もともとは庭師なのに、あの演技はすごい」(埼玉県・60歳・男性)とあるように、本業は造園業。20代のころに愛知県の造園会社の親方のもとで修業を積み、造園技術を学んだ。NHK Eテレ『趣味の園芸』のナビゲーターとしてもおなじみだ。
「古い日本家屋を買って修繕しながら住んでいるそうで、日本人よりもずっと日本人らしい(笑)。美丈夫なルックスと、日本名のギャップもユニークです」
大河ドラマ『どうする家康』での三浦按針役、『大奥season2』での蘭方医役など、NHKのドラマと縁が深い。
「外国で生まれ育ったにもかかわらず、日本人に、日本の伝統の素晴らしさを改めて気づかせてくれる。本当に稀有な存在の俳優さんだと思います」
第3位は、日タイ共同制作映画『(LOVE SONG)』が好評上映中の森崎ウィン(35)。同作では、SnowManの向井康二とW主演を務めている。
「演技がうまく、安心して見ることができる」(北海道・65歳・男性)と、高い演技力を絶賛する声が集まった。
「森崎という芸名や、日本語の堪能さから、日本人とのミックスだと勘違いしている人も多いはず。実は両親ともにミャンマー人で、ミャンマー語も英語も話せるトリリンガルなんです」
森崎ウィンの「森崎」は所属事務所がつけた芸名
来日当時は9歳。日本語をうまく話せず、いじめに遭ったことも。
「歌もうまく、ミュージカルの主演を務めるなど非常に多才。語学力を生かして、どんどん国際的に活躍してほしい。オスカーやエミー賞も十分狙える方だと思います」











