声優仲間から相次ぐ追悼 

 同い年で劇団も同じだったという声優・古川登志夫さんは「西村知道さんの訃報に接した途端、強烈な喪失感に襲われた。それは僕の両親が亡くなった時のそれを上回るほど大きなものだった。戦友、同僚、僚友、どんな言葉に置き換えても足りないほどの関係だった」と深い悲しみを露わにし、長年の友情を偲んだ。

 声優でラジオパーソナリティーの日髙のり子さんも「いろいろな作品で共演させていただきましたが、私にとってはやはり『トップをねらえ!』の副長さんの印象が強いです。とても優しい方でした。どうぞ安らかに…お疲れ様でした」と悼んだ。さらに、『キミとアイドルプリキュア♪公式』や『魔神英雄伝ワタルシリーズ』の株式会社バンダイナムコフィルムワークスなど、各方面から追悼コメントが殺到している。

 50年以上にわたり、数え切れない役を演じてきた西村さん。その声は、アニメという枠を超えて、人々の人生に寄り添い続けてきた。

《安西先生、ありがとうございました》──そんな感謝の言葉が、今日もSNSにあふれている。