また昨年『あっぱれ婦人会』を解散し、ピン芸人に転向したとんでもあやに「自分でネタを作っていない」というダメ出しに対しても、『反省会』で面白いリアクションがあったという。
若い芽を摘んでしまう可能性も
「粗品さんは予選をチェックするだけでなく、決勝メンバーの情報をリサーチしたことを自身のYouTubeで明かしています。とんでもあやさんの今回のネタは『モダンタイムス』という“地下芸人の帝王”と呼ばれるコンビの方が作っているのですが、粗品さんの審査に対して“(人にネタを作ってもらって)何が悪いの?”と反論。“自分の面白さを引き出してくれる人にネタを作ってもらっている”という、こだわりが伝わってきました」
賛否のあった審査だが、今後の賞レースにも影響を与えそうだ。
「“1組目は基準”にして“相対評価”をする審査員が多い中で、粗品さんはYouTubeで“絶対評価”で審査したことを明かしています。やっと正しい審査ができる芸人が現れたなと、その点は希望が持てました。プロとして審査員を務めるなら、客の受けなどに左右されずに信念を持って審査をすべきでしょう」(放送作家)
一方で、辛口審査という“劇薬”に対して心配も。
「決勝に進んでいる時点で選ばれし芸人たちですから、“1秒も面白くなかった”など厳しすぎるコメントは、炎上狙いにしか見えず残念でした。特に今回は芸歴の浅い若手も多く出場していましたからね。才能の芽を摘んでしまう可能性もあるので、ダメ出しをするにしてももう少し言葉は選ぶべきだったでしょう」(同・放送作家)
自身のYouTubeで、「俺に噛みつくのは金脈」「(自分に批判が向くことで)視聴者の溜飲を下げられて良かった」とヒールに徹したことや、自分に反論した荒川を誉めていた粗品。
例年以上に話題を集め、世帯視聴率も昨年の6.6%から微増の6.7%にアップしただけに、粗品の起用は大成功といったところか。











